声を出そう
野球は声を出すことを求められるスポーツです。
今年は、コロナの影響で無観客試合を強いられたプロ野球。
歓声の無いシーンとした中での試合。
選手コーチ達の「声」に注目されたシーズンでもありました。
「お下品」なセリフも飛び出し、違った角度で野球を楽しむことができた年でもあった気がします。
先日、ランちゃんの散歩の為、総合公園に出かけました。
サッカー場、野球場、テニス場、ドックランと設備の整った総合公園。
ドックランからほど遠い野球専用グランドから野太い声で「GoGoGoゴウぅぅぅ~。」
その野太い声を聞いたランちゃん大興奮。
リール式リードを目いっぱい伸ばした状態で駆けずり回ってます。
ランちゃんがGoGoGoゴウぅぅぅ~。状態。
その声がする方向へランちゃんに引っ張られながら、野球専用グランドに到着。
4年生以下のカテゴリーと思われる少年野球チームが試合をしていたので見学。
その声は誰が言う?
声の主はやはりお父さんコーチおよび監督。
荒れた試合で、ホォアボール連発。からのGoGoGoゴウぅぅぅ~。
所謂、盗塁しなさいと言う意味の掛け声。
ルール的に何も問題なく、盗塁してはいけない訳ではないです。
ただ、ある程度相手チームのレベルが判断できた段階で、その掛け声を選手たちへバトンタッチして良いのかもしれません。
GoGoGoゴウぅぅぅ~。って言ってみよう^^って促してみるとか。
この場合は、GoGoGoゴウぅぅぅ~。が効果的だよ。とか。
タダでさえ、声のかけ方を知らない低学年には、もどかしいが故、ついつい先に口に出ちゃう気持ち。理解出来ます!
そこをグッと堪えて「GoGoGoゴウぅぅぅ~。って言ってみよう^^」と言ってみよう。
指導者の声出し
以前、私が少年野球の低学年を担当していた時、声出しを注意された事がありました。
まさしくこの、「GoGoGoゴウぅぅぅ~。」についてです。
指導者が大声を発する行為は「相手への威嚇」として捉えます。やめて下さい!
と警告。イエローカードを受けた記憶があります。
私は「おっしゃる通り」と納得。
ハッキリ言って下さった、審判の方に今でも感謝してます。名前は存じ上げませんが・・・。
あれから数年経った今でも、「GoGoGoゴウぅぅぅ~。」は健在。
少し笑っちゃいました。
注意喚起
野球は、ナゼ「声」が必要なの?
少年野球では第一に「ケガ防止」があげられます。
多少なりとも、接触プレーを伴うスポーツなので、注意喚起の意味でも「声」は必ず必要となってきます。
ただ、このケースは少し違う気がします。
低学年に限らず少年野球の場合、時に試合にならない事が往々にしてあります。
ホォアボール連発。エラーのオンパレード。振り逃げにパスボール。
一般的にやってはいけないプレーを一通りしちゃうのが少年野球。
それもまた、第三者が見れば楽しくもあり、微笑ましく感じる時もあります。
温かい目で見守りたい傍で、それに付け込んだ大人が、「GoGoGoゴウぅぅぅ~。」と言うのはやはり「威嚇」と捉えられても仕方ないかもしれません。
第三者が見てどう判断するかにもよると思いますが、その時の私は第三者。
見ていて、全然楽しくなかったです。
みんな必死
おそらく、「GoGoGoゴウぅぅぅ~。」と言ってるお父さんコーチ若しくはお父さん監督は、より試合を優位にすすめたい。息子達には勝ってもらいたい。出来ればドキドキする場面なく、快勝してもらいたい。
その気持ちが先に立ち、勝利へ向かって必死に先導していると思います。
厳しい予選を勝ち抜き、それが決勝戦だった場合は尚更です。
気持ちは痛い程解ります!
そりゃ誰だって勝ちたいもん。
選手が言うべき
指導者から少し離れた私は、今冷静に少年野球を見れてます。
指導していた頃の私は、自他ともに認める口の悪い指導者です。
そんな私が、下記ことわざを調べました。
人のフリ見て我がフリ直せ。
相手の欠点や間違いを批判するのではなく、わが身を振り返り知徳を積むための便(よすが:手がかり)にしましょうという意味のことわざです。「他人の失敗を生かす」「人の経験から学ぶ」などの解釈も間違いではありませんが、より謙虚に「自分も同程度に違いないので、この機会に改めよう」という自戒の意味もあります。
との事。
フリ=立ち振る舞い
確かに強いチームだなと思った監督は「凛」としてます。
凛とする為には、その裏付けがあると思いますが、指導者としての立ち振る舞いは非常に大事だと今更ながら思います。
お父さん監督、お父さんコーチの皆様。
皆様のお陰で、未来のスーパースターが日々発掘されてます。
ご自分が「ちょっと口悪いかも~」っと思われた方がいらっしゃったら、立ち振る舞いを見直されてはどうでしょうか。
子供たちからもっともっと慕われる監督コーチになりますよ。
ホントに毎週お疲れ様です!