ホームランの旅(ラン旅) 運営者のにしやんです。
当ブログは野球少年少女を持つお父さんコーチの悩みを解決します。
2月下旬になり、少年野球最大のイベント『卒団式』到来です。
あなたはそろそろ、卒団式に向けて挨拶やスピーチの言葉を考えているのではないでしょか。
今回は卒団式で絶対に「言ってはならない2つのNGワード」と「言ってはならない理由」をお伝えします。
その2つのワードを避けることによって、あなたは参加者に悪印象を与えることなく挨拶・スピーチを終えることができるでしょう。
私が8回経験した卒団式で、「あぁ~あ。それ言っちゃたか・・・。」と、思わずため息が出てしまった、あるお父さんコーチの挨拶・スピーチをもとに記事にしました。
この2つのワードを避けて、ぜひ少年野球最大級セレモニー「卒団式」を迎えて下さい。
言ってはならないワード①:我が子の栄光・自慢話
確かにそのお父さんコーチの息子さんはレギュラーでした。
しかし、絶対的なエースでホームラン量産型の4番ではなく、「便利なユーティリティープレーヤー」の印象です。
最後に数分を要して、我が子へねぎらいの言葉をかける程度であれば、「うんうん。君も良くがんばった!」となるのですが、「歴代でも稀にみるスーパープレイヤー」のごとく褒め讃えるのはいかがなものかと思います。
具体的なコメント
・君のあのプレーがチームを救った
・君のあの一打でチームが勝てた
・君のおかげで歴代最高の成績をおさめることができた
・下級生も彼を目標に頑張って下さい
「はぁ・・・。はい”`ィ (゚д゚)/」
聞いててもちょっとうんざりしますよね。
あなたは、この様なメッセージを後の世代へ伝えないで下さいね。
言ってはならないワード②:自分の功績
人数も多く、粒ぞろい。
成績が良い学年を担当されたお父さんコーチなので、「自分の指導のおかげ」と少し勘違いをしていたフシもあります。
具体的なコメント
・私の声が届いたからチームを救えた
・私の指導を忠実に再現したから君は打てた
・私の信念で歴代最高の成績をおさめることができた
・私とのアイコンタクトで君が落ち着いてプレーできた
誰もあなたのおかげと思ってないよ?
野球は1人じゃできません
野球はチームプレイですので、一人の活躍だけで試合に勝ったケースは、まずあり得ません。
少年野球は7回が規定回数。
自分一人でアウトを取ろうとすれば、21個の三振が必要です。
もちろん、キャッチャーの存在が不可欠。
少々のボール球でもキャッチャーは、必死になってキャッチングしてくれるのです。
ホームランもなかなか打てません。
相手ピッチャーは「はい。どうぞ、打って下さい^^」なんて思いながら投球していないので、そうそう打てません。
3回から4回ある打席で必ずホームランを打つ選手を今まで一度も見たことがありませんので、やはり一人だけで得点するのは相当難しいことですよね。
まとめ
これだけは覚えておいてください。
あなたのお子さんで勝てた試合は皆無と言うことを。
そして一番忘れてはならないこと。
それは「仲間がいる」がいること。
試合に出たくても出られない「仲間がいる」こと。
まだまだ少年野球も勝利至上主義です。
練習試合も含めて年間約50試合をこなす少年野球。
公式戦では、勝ち上がれば勝ち上がるほど対戦相手は強敵になり、一部の仲間は出場するチャンスがどんどん減っていきます。
なかなか出場機会に恵まれない「仲間がいる」ことを理解すれば、主語が「自分の息子や、自分」にはならないはずです。
あなたには、過去の栄光より、未来をともにする仲間を中心に卒団式の挨拶・スピーチとしてもらいたいです。
2つのNGワード(主語が「自分の息子や、自分」)と、使ってはいけない理由でした。