はい!こんにちは
ホームランの旅(ラン旅)
運営者のにしやんです。
当ブログは野球少年少女の指導にあたる監督やお父さんコーチの悩みを、一緒に寄り添いながら解決する記事を提供しています。
今回は、野球あるあるのひとつ
「練習時間の長さ」についてお話します。
なぜか、他の競技と違ってとびっきり練習時間が長いですよね?
人数が多いから?
投げて、打って、走って、スベッて、声出すから?
どの競技よりルールブックがぶ厚いから?
この記事を読んだあなたは、効率を優先し練習時短に興味が沸いてくるハズです。
4分で読める記事にしてますので最後までご覧ください。
練習時間長くね?
あなたのチームの練習時間って何時間ですか?
小学生いわゆる学童の時期に、朝から夕方まで野球に没頭できることは、とても素晴らしいことです。
体を動かす。頭を使う。大切な仲間ができる。
その時、野球の醍醐味をすごく感じる時間です。
お子さんが率先して野球チームに入ったとは思えません※が、熱中できるスポーツを見つけたことはとても幸せな事だと思います。
※ほとんどの親御さんが強制的??に「野球をやらせたい」と言う思いで入団されるのが一般的なもので…。
間違ってたらすみませんm(_ _”m)
ただ一方で、野球に集中しすぎるあまり、他の何かが得られない場合があるかもしれません。
好きの代償
野球が好きすぎるあまり、指導者が熱心なあまり、親御さんの方針かもしれませんが、実は、大切な「時間」を奪ってる可能性があります。
学童の公式試合はだいたい1時間30分で終了。
私個人的には妥当な時間設定と思います。
そもそも、学童は集中力がありません。
2時間以上野球しちゃうと飽きちゃいます。
なのにそれが、練習ともなると、朝8時半から夕方6時まで野球をします。
夏場の日が長い時期だと朝7時から晩の7時半暗くなるまで、熱心に練習するチームもあります。
飽きませんか?
1時間の休憩を除くと実に10時間練習。
もう一度聞きます。
飽きませんか?
練習嫌い
私は昔から練習嫌い^^
なので、携わったチームは必ず練習試合を最低2試合入れて、終わったら即解散。
ミーティングもヨソにスタコラサッサ。(古っ)
練習をしない唯一の方法が練習試合。(練習とついてますが・・・。)
まったくもって、自分都合です。(批判覚悟)
ですがが、だいたいのチームは試合後に練習します。
試合で出来なかったプレーを出来るまで練習。
負けたものなら、練習量のせいにして、とことんノック。
なぜか練習量のせいにしちゃう。
早く帰って麦汁炭酸プシュっとしましょうよ。
スイッチ切り替え
野球は攻守交替、表裏があって、ある意味「間」のスポーツです。
サイン交換もあり、タイムも出来る。
有効に時間を使って、頭も使う。
場面場面で戦略を練るスポーツです。
ラグビーやアメフトもそうなのかな?
この様な「間」のあるスポーツは珍しい部類に入ります。
と言うことは、野球は切り替えが大切なスポーツ。
野球をしていない時間は、勉強や友達との遊び、家族との絆、キャンプやバーベキューの様な自然を感じる時間としてスイッチを上手に活用すれば、野球も上手になるかも!
スイッチの切り替えが下手くそな場合、ふと気づいたら子供たちから貴重な体験できる時間を奪ってる可能性がありますね。
これ実話
選手:監督ぅ~。今年の夏合宿は休みます。
監督:どうしてどうして?理由は?
選手:家族と田舎へ帰省します。
監督:合宿期間なのに?
選手:先に予定入れちゃってて・・・。ダメですかねぇ・・・。
監督:いいけどさぁ・・・。
このやりとりどう思い。どう感じていますか!?
良いこと?悪いこと?
一人の為に、予定日時を変更する訳にもいかないし、かと言って簡単に休みを認めてしまうと今後追随する者も出てくる可能性もあるし・・・。
指導者からすれば、「学童最後の夏合宿!目いっぱい野球しようぜ!」
親御さんからすれば、「小学校最後の夏休みは、ジィジ、バァバと一緒に海水浴」
と色々な想いがあるはずです。
これは、実際にあった話ですが、休んだ子はチームのキャプテン。
チームの柱であり、なくてはならない選手の一人。
周りのお父さんコーチ達は「前代未聞だ。」と言い始め、お母さん達からは総スカン。
私が担当した学年ではなかったので、「へぇ~そうなんだ」と他人事の様に捉えてましたが、スパっと休む決断をした、そのご家庭は立派と思いました。
ナゼかと言うと。「だって、合宿日程を発表される前に、帰省の予約を入れたんだもん!」
開き直ってる訳ではなく、先に予定を入れたからとおっしゃってました。
少年野球チームは給料をもらう「会社」、土日の週2日出席した「サラリー」をもらっている訳ではないので、私は、「あなたの言っていることは正論。堂々と帰省して下さい。」とお伝えしました。
時間の使い方に他人が口出しすんな
体は一つで時間も24時間。
全人類同じ状況。
その中で、様々な選択肢を迫られる事は多々あります。
必ず野球をしなければならない訳でもないし、必ず帰省する必要もない。
チームの責任者、監督の立場を考えると、気持ちは痛い程わかります。
キャプテンがいるのといないのでは、他のメンバーに対する影響力が違いますからね。
野球は団体競技であるけども、細かく細分化されている部分もあるので個人競技の一面もあります。
なので、今回のキャプテンの行動、キャプテン個人を尊重しても良いケースと思いますね。
どちらかに時間を費やしたからといって、何か特別な体験を必ず得られる訳ではありません。
野球に没頭できることは素晴らしいことですが、過剰であればマイナス面も出てきます。
他をないがしろにし野球一筋。
うぅ~ん。それもどうなのかなぁ。
時代は変わって今は令和
先ほど前代未聞(前の代では聞いたこと無い)コメントあったと思いますが、昭和では聞いたことなかった事が現在の令和では当たり前になってませんか?
昭和の時代に
携帯電話ありました?
スマホありました?
現金なくても缶酎ハイ買えました?
私も含め昭和生まれの世代は、
「旅行より当然野球でしょ!」
「野球はあなたを助けてくくれます!」
「野球部卒は就職に有利」
などなど。
冷静になれば、少し恥ずかしい事を真顔で言ってました。
確かに「野球」と言うアイテムに頼れば、友達も増え、転校した場合でも、野球を通じて楽しい仲間に出会える確率は高くなるでしょう。
注意すべきは、野球のやり過ぎ、勉強のやり過ぎ、ゲームのやり過ぎです。
そう、や・り・す・ぎ
令和になって、野球に限らず楽しいアイテムは山の様にあります。
貴重な時間、一度しかない人生の中で大切な『子供時代』をいかに有意義に過ごせるか。
学童野球に携わる指導者も、親御さんも、一緒に考えて子供たちの笑顔を増やして欲しいと思います。
考えすぎるとハゲちゃいますよ^^
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